2025年6月から熱中症対策が義務化
2025年6月から熱中症対策が義務化!現場のみなさん、準備は出来ていますか?
こんにちは!今回は、2025年6月から始まる「作業場の熱中症対策義務化」についてお話しします。
▶そもそも、なぜ義務化?
ここ数年、夏の暑さが本当にシャレにならないレベルですよね。40度近い日もあって、現場での熱中症事故が増え続けています。2022年も2023年も、職場で熱中症で亡くなった方が30人を超えています。こうした深刻な状況を受けて、「もう努力義務じゃダメだ!」と国が本気を出したのが今回の義務化です。
▶どんな現場が対象?
WBGT(暑さ指数)が28度以上、または気温31度以上の環境
1時間以上連続、もしくは1日4時間以上作業する現場
屋外・屋内問わず、建設業や警備業はもちろん、外回りの営業職も対象になることがあります.
▶現場の対策
1.WBGT値の測定と管理:暑さ指数を常時把握し、基準値を超えた場合は作業計画を見直す。
2.休憩場所の整備:冷房を備えた休憩所や、冷たい飲料・氷・冷却グッズの設置。
3.定期的な休憩と作業時間の短縮:高温多湿の環境では連続作業を避け、こまめな休憩を実施。
4.水分・塩分補給の徹底:20~30分ごとに適切な飲料で補給を促す。
5.作業服の工夫:通気性・透湿性の良い服、帽子やクールヘルメットの着用。
6.健康管理・教育:健康状態の確認と、熱中症の症状や予防・救急処置の教育。
7.緊急時の対応マニュアル整備:発症時の迅速な搬送・救命措置の手順を明確に
「やってなかった…」では済まされません。違反すると、6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金なんてこともあり得ます。
▶具体的にどうすればいい?
WBGT計(暑さ指数計)を現場に設置
休憩所や冷たい飲み物、塩分タブレットの用意
こまめな声かけで休憩&水分補給を促す
体調が悪そうな人がいたら、すぐに休ませて対応マニュアル通りに動く
▶まとめ
熱中症対策の相談や、現場での具体的なアドバイスが必要なときは、いつでもお気軽にご連絡ください。